『これってなんですか?』
『テーブルなんです。』
『え?テーブル?でも可愛いですね。』
家具の展示会に を出展した時に何度も交わした会話です。
PETNESS は“愛玩”をテーマとしたモノです。
テーブルではなくあえて“モノ”と表現したのには理由があるんです。
私たちは家具を機能的な道具だけで終わらせず、
人とのコミニュニケーションを促す道具と考えデザインし、
鑑賞するだけのオブジェではなく“使えるオブジェ”としての在り方を
楽しんでもらうことを目的としています。
バーチャルなCGペットや、ハイテクペットとは対極の存在です。
本来の機能を超える存在がそれを“モノ”にし、
そのために何人もの人がそれとは気付かずにいたのです。
もちろんテーブルとしての本来の機能も当然備えています。
そこにあれば部屋の空気をがらりと変えてしまい、
時間がたつにつれ愛おしさを感じさせる、
新たな感覚の“ペット”として存在する “ 愛されるモノ” を目指しています。
シライ ジュン
|